これまでに取得してきた英語資格についてまとめてみました。
それぞれの資格の内容と傾向を体験記事と共に解説しています。
目次
TOEIC
数ある英語関連資格の中で、最も広く英語運用能力の目安として使われています。
試験で出される英語の内容もビジネス分野から日常生活の会話の英文まで幅広く、実用的な英語が多く使われています。
単語、熟語、文法、長文読解、リスニングなど、それぞれの分野を満遍なく網羅していますし、使われてる英語も日常生活で利用できるものが多いので、ビジネス向けだけでないリアルさも魅力。
また英語を専門で仕事にするような翻訳や通訳の求人の応募条件でも、TOEICのスコアが採用の基準に使われていることが多いです(そうした仕事の応募では900レベルのハイスコアが通常求められます)
その意味でも一般の企業から専門職まで、幅広く世の中で認められている英語資格といってよいと思います。
自分のスコアは725点なので、中級レベルくらいでしょうか。
TOEICの勉強法についてまとめています。
-
-
【TOEIC】スコア400から700までの体験談と勉強法を紹介
続きを見る
技術(工業)英検
旧名「工業英検」です。
専門分野に特化した英語能力を測る試験です。
予想や気持ちなどの感情を排した科学的な英語を扱うのが特徴で、シンプルに誰にでも理解できるような平易な英文を読み、書くことを要求されます。
日常英語とはまったくかけ離れた英語検定になっており、主に企業内での産業翻訳や海外のマニュアルのローカライズ(日本語説明書)作成、特許翻訳、学術論文に役立たせるように構成されています。
試験のレベルは4段階に分かれていて、プロフェッショナル、1級、2級、3級に分かれています。
プロフェッショナルは完全記述式で、要約、語彙、英訳、和訳、論文、リライトの分野に分かれています。
1級から3級は英和訳と語彙、リライトの範囲になっていて、1級は記述式とマークシート式の併用、2~3級はマークシートのみです。
この試験が必要な人はかなり限られていて、翻訳を業務にする人と、英語論文の作成を必要とする研究者がメインになるかと思いますね。
こういった方面に進むことを考えている人は、とっておいて損はない試験だと思います。
私は一時期翻訳の仕事を目指していたので旧工業英検時代に受験して2級に合格しました(現在の準プロフェッショナルに該当します)そのときの勉強内容についてまとめています。
-
-
工業英検2級と3級の合格体験談と勉強法を紹介
続きを見る
観光英検
観光業に従事する際に必要な英語能力を測る試験です。
出題される英語の内容が、空港やレストラン、観光地に関すること、電話応対、クレーム処理、船会社や航空会社、旅行代理店の専門用語など、まさに観光択一に統一されています。
似た資格に通訳ガイド検定(国家資格)がありますが、あちらは歴史や地理など文化背景にも試験内容が及ぶのに対し、観光英検は観光サービスに関する英語と観光にまつわる時事情報に限られるので、かなり的を絞れます。
TOEICや英検に比べるとかなりマイナーな試験ですが、そのぶん観光に的を絞った英語になっているので、観光インバウンドや観光サービス業界で働こうと考えている人はとっておいて損のない資格だといえます。
試験の内容は1級から3級まであり、2級と3級がマークシート形式の筆記試験とリスニング、1級が記述式の筆記試験と面接になっています。
個人的な見解ではアマチュアやボランティアで観光客の通訳をするレベルなら2級か3級、専門の仕事に就く場合は1級が最低条件かなと思います。
今後は東京オリンピックや大阪万博などで訪れる外国人観光客が増えてくるので、どのレベルにせよ、とっておいて損はない資格の一つだと思います。
私は2級を取得しています。
合格体験記と勉強法をまとめてみました。
-
-
【観光英検】2級に合格した勉強法・おすすめテキストを紹介
続きを見る
まとめ
英語能力が上がると仕事の幅がグンと広がってきます。
収入にも直結してきますので、頑張ってハイレベルな級やスコアを獲得していきたいですね。
今後も資格の勉強や取得を続けていきますので、また新しい内容が加われば、この記事に追記していきます。