英語は発音が大事ということはよく言われます。
初めて学校で英語を勉強する時も、先生の発音に合わせて「エービーシー」とか「アーップル」「ドーッグ」と声を出したりしたはずですね。
英語は文字のアルファベットが口や舌の形をしていることから分かるように、音声がメインの言語です。
大学でも英詩を勉強したことがありまして、歌で英語を覚えるというのも音メイン言語ならではの特徴だとも思います。
なので発音が大事というのは十分に分かります。
でもですね・・・・
言葉そのものを覚えていないと、発音も何もないのですよ
いくらLとRの発音が上手に使い分けられても、landry(洗濯)が分からずにcleaning(掃除)と言ってしまったり、recommendation(推薦する)が思いつかずにadvice(おすすめ)となったりして、適切な時に適切な言葉を使い分ける知識がないと、発音の良さそのものが生かせないということになるのです。
なので何よりも大事なのが語彙、ボギャブラリーです。
目次
英語初心者はまずは語彙を増やそう!
発音が大切になってくるのは、ある程度ボギャブラリーが増えてきた段階です。
学校英語レベルで言うと、せめて「中学英語」レベルでしょう。
そのレベルの単語やフレーズを覚えていないうちに、バリバリのネイティブ発音を使えても「はぁ?」となるだけです。
「中身がないこと話してるのに、なに格好つけてるんだよ」
みたいに思われてしまいます。
もちろん「発音」と「ボギャブラリー」が同時に良くなることが一番ベストです。
でもそんな人はこのブログを読んでいないはずです(笑)
それよりもしっかり語彙を学んで増やして、たとえ発音がぎこちなくても、はっきり分かりやすく話すことが大切です。
相手が理解できる言葉で話すこと
相手に分かりやすい発音で話すこと
たぶんネイティブスピーカーの話者が聞くと「赤ちゃんの言葉みたいだ」と思われるかもしれません。
でも最初はそれでよいと思います。
まずは「自分の思いや考えをしっかり表現できる語彙(ボギャブラリー)を増やすこと」。
その最低限レベルが「中学英語」です。
これに尽きると思います。
語彙が豊富だと得られるメリット
たとえ発音が悪くても、ボギャブラリーが豊富だと会話がスムーズに進みます。
英語でも日本語でも言葉に詰まることなく言い換えができると、会話の流れを止めずにすみますし、止まることで失う時間や相手との関係性を損なわずに済みます。
友達同士や利害関係がない間柄だと、多少の会話の中断は笑って済ませられますが、お金や仕事が絡む関係での「語彙の不足による会話の中断」は、相手との関係性を悪化させたり、自分の立場を悪くするリスクもあります。
さらに「語彙が多い」「言葉を多く知っている」ということは「勉強をしている」という印象を与えますので、相手に与える「信頼感」違ってきます。
どんな人でも「ボギャブラリーの少ない知的でない人」と話すよりも「ボギャブラリーが豊富な賢い人」と話す方が心地が良いものですからね(実際の人柄や知能レベルは別にして)
英語も同じです。
発音がすごくうまいけど、言っている内容がスカスカだと逆に興ざめします。
たとえば、
I wanna wear this suits coz it's gonna make me so coooool!(このスーツ、めっちゃクールに見えるから着てみてぇ~!)
I want to wear this suits because it gives me the impression that I have a class and being smarter than others(私はこのスーツを着てみたいですね。上品で賢く見えますから)
ほぼ同じ意味のことを言っていますが、どちらが賢そうに見えて信頼が置けるかというと、ほとんどの人が2番目と言うでしょう。
これを一番目の英文をネイティブスピーカーなみの発音で言うと「英語ベラベラな人」に聞こえますし、2番目の英文を母音発しまくりのジャパニーズイングリッシュで言うと「英語下手だね」という印象を受けると思います。
でも中身のある英語は確実に2番目ですよね。
これは極端な例ですが、会話は中身が大事という典型例ですし、英会話でも中身のある言い回しを使えると、会話の流れを止めない、相手に与える印象を良くするというメリットがすごくあるのです。
その鍵になるのが「語彙(ボギャブラリー)」ということです。
まとめ
英語初心者は発音よりも語彙を増やすことに力を注いだ方が良い、という自論を展開させてもらいました。
文中にも書いたように、理想的には発音と語彙を同時に学んでいくことが最良の方法です。
でも頭の柔らかい子供時代ならともかく、ある程度の年齢になった英語学習者にとって両方をブラッシュアップしていくのは大変です。
頭も固くなって覚えが悪くなってきますし、英語の勉強だけに割ける時間も少なくなります。
なので効率よく学ぶこと。
どれかを捨てて、どれかを磨くことに力を注いだ方が良いです。
その優先順位として「語彙」を増やすことの方が、色んなシーンで役立つようになる、ということですね!
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